Tuesday, December 24, 2013

【フィギュア】大輔、どんでん返しで五輪代表!5位から「3人目」滑り込み



【フィギュア】大輔、どんでん返しで五輪代表!5位から「3人目」滑り込み
五輪代表入りが決まりポーズをとる高橋
 ◆フィギュアスケート 全日本選手権最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ) ソチ五輪で複数メダルが期待されるフィギュアスケートの日本代表が23日、日本スケート連盟から発表され、男子は当落線上にいた10年バンクーバー五輪銅メダル・高橋大輔(27)=関大大学院=が、3大会連続代表入りを決めた。22日に終了した男子の最終選考会、全日本選手権で5位に沈んだが、過去の国際大会の実績などで“救済”。現役最後の五輪に挑む高橋は、発表会場のさいたまスーパーアリーナで、涙を流して健闘を誓った。ほかに羽生結弦(19)=ANA=、町田樹(23)=関大=が選ばれ、全日本選手権で3位の小塚崇彦(24)=トヨタ自動車=は外れた。

 「最後の男子代表」の名前がアナウンスされると、一瞬の静寂の後、1万7000人超の観衆で埋め尽くされた会場に地鳴りのような大歓声が沸き起こった。前日まで絶望視されていた「高橋大輔」の名前だった。

 初代表入りを決めた全日本優勝の羽生、女子の浅田真央(23)=中京大=らが待つリンクに大トリで登場。差し出されたマイクを握り「いろんな言葉を考えていた」と口を開くと、声をつまらせ、目に涙をにじませた。「オリンピックは正直、今日まで絶望していました。でもこの発表の場にここにいられることが本当にうれしい」。そう言うと、半泣きの顔になった。

 右すねにけがを抱えて挑み5位に沈んだ試合の直後は「五輪はもうない」と覚悟。その翌日に、ソチ行きの指名を受けた。対抗は前回10年五輪をともに戦い、全日本3位だった小塚。得点で12点差をあけられていた。

 小塚か高橋か―。日が替わり24日深夜に会見した日本連盟の小林芳子・強化部長は、選考の中で、紛糾はなく「満場一致で、全員が高橋選手に挙手した」と説明した。日本連盟が掲げる目標「男女で『金』を含む複数のメダル獲得」を大前提に意見を出し合い、結果、世界ランク3位、シーズンベスト日本人2位の実績を評価。これまで国内最高峰、全日本選手権の結果を重視する傾向にあったが、表彰台を逃した選手を選ぶ異例の選考となった。

 故障が再発した右膝も約1か月半後の五輪に間に合うと判断。更衣室に呼び出し内示を出した。首の皮一枚で“救済”された手負いのエースは会見で「文句なしで決められたら良かった。いろんな意見が出ると思うが決まったからには前向きに考えたい」と批判も覚悟した。

 「いままでのような生ぬるい自分ではなく、追い込んで追い込んで日本代表として恥ずかしい演技をしないように一生懸命、頑張りたい」。大観衆の前で涙を流して立てた誓いをソチのリンクで果たす。

 ◆フィギュアスケートの五輪代表選考 日本の出場枠は男女とも3で、全日本選手権の優勝者(男子は羽生、女子は鈴木)が最優先で代表入りした。2人目は全日本の2位と3位(男子は町田と小塚、女子は村上と浅田)、グランプリ(GP)ファイナルの日本人最上位メダリスト(男子は羽生、女子は浅田)から選考し、3人目はここで漏れた選手と、世界ランキング、国際スケート連盟公認のシーズン最高得点でいずれも日本勢のトップ3(男子は羽生、高橋、町田、女子は浅田、鈴木、村上、宮原)から決定した。

白鵬、7年連続「報知年間最優秀力士賞」史上最多7度目



白鵬、7年連続「報知年間最優秀力士賞」史上最多7度目
年間82勝と圧倒的な強さを見せた白鵬
 報知新聞社制定「平成25年(2013年)第56回報知年間最優秀力士賞」が23日、横綱・白鵬(28)=宮城野=に決定した。東京・丸の内のクラブ関東で開かれた選考委員会で、7年連続年間最多勝、年6場所中4場所を制覇するなどの抜群の安定感が評価され、満場一致での選出となった。大鵬、千代の富士に並ぶ最多7度目の受賞を7年連続で飾った。表彰式は来年1月12日、大相撲初場所(両国国技館)初日の土俵で行われ、賞金50万円が贈呈される。

 白鵬に、また一つ勲章が加わった。年6場所制となった1958年から制定され今年で56回目の最優秀力士賞。7度の受賞は大鵬、千代の富士に並ぶ最多受賞回数だ。さらに自身が持つ最多連続受賞記録を更新する7年連続での栄冠となった。「お二人とも昭和を代表する偉大な横綱。そこに肩を並べつつあるのかな? 正直、うれしい」と喜びをかみしめた。

 13年も第一人者として角界の先頭を走り続けた。昨年は3場所連続V逸など苦しんだが、今年は年6場所中4場所を制覇。昭和以降では初の2度目の40連勝以上となる43連勝も達成。さらに北の湖と並び史上最多7度目の年間最多勝を7年連続で獲得。「内容も良かったし、来年につながる一年だったのかなと思う」と充実感をうかがわせた。

 新たな記録を次々と打ち立てた年の瀬に、母国のモンゴルからうれしい知らせが届いた。自身の母校であるモンゴル第一小学校に「白鵬記念館」が設立されることになったのだ。これまでも優勝額のミニチュアバージョンを贈っており、現在は同校の校長室に飾られている。横綱によれば、このほど記念館のための新しい建物ができたという。「校長先生が小学校の頃の担任だった。今度は大きい優勝額を贈って子どもたちが自由に見られればいいね」と後輩の笑顔を頭に思い浮かべた。

 充実の一年が幕を閉じ、新たな年を迎えようとしている。14年は今年、大きく台頭した稀勢の里がさらなる成長を見せるだろう。夏場所では無傷13連勝同士で14日目に激突した熱戦を制するなど、この1年は4勝2敗。だが連勝を43で止められるなど、悔しさも残った。「去年は日馬富士関が横綱になって、朝青龍関と張り合ったことを思い出した。来年、稀勢の里関が頑張ってくれることになれば、再び自分自身が高まってくるのでは」と、期待を寄せるとともに自らを奮い立たせた。

 優勝は27回を数える。大鵬が持つ史上最多のV32も視界に入ってきた。偉大な記録の更新にも大きな期待が集まるが、白鵬は「32回は目標であり夢。今でも夢のままでおいておきたい。大きいことは言わずに、まず30(回)に乗せる。そういう気持ちを持って臨みたい」と謙虚に抱負を語った。伝説の記録へ一歩ずつ進む。

 ◆白鵬 翔(はくほう・しょう)本名・ムンフバト・ダヴァジャルガル。1985年3月11日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。28歳。宮城野部屋。2001年春、初土俵。04年初、新十両。同年夏、新入幕。07年夏場所後に第69代横綱昇進。10年に史上2位タイ63連勝。10年春~11年技量審査場所にかけ、史上最多タイ7連覇。優勝回数は歴代3位の27回。得意は右四つ、寄り。家族は妻と1男2女。

【フィギュア】小塚、落選に目真っ赤「連盟に従うしかない」



 ◆フィギュアスケート 全日本選手権最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ) ソチ五輪で複数メダルが期待されるフィギュアスケートの日本代表が23日、日本スケート連盟から発表され、男子は当落線上にいた10年バンクーバー五輪銅メダル・高橋大輔(27)=関大大学院=が、3大会連続代表入りを決めた。22日に終了した男子の最終選考会、全日本選手権で5位に沈んだが、過去の国際大会の実績などで“救済”。現役最後の五輪に挑む高橋は、発表会場のさいたまスーパーアリーナで、涙を流して健闘を誓った。ほかに羽生結弦(19)=ANA=、町田樹(23)=関大=が選ばれ、全日本選手権で3位の小塚崇彦(24)=トヨタ自動車=は外れた。

 全日本選手権で男子3位になりながら落選した小塚は「連盟が決めたことには従うしかない。僕ら選手は連盟の下にいるので。色々と思うところはありますが、ここで話すことはありません」目を真っ赤に腫らして会場を後にした。

 選手は会場の控室に集まり、連盟から選考結果を発表された。小塚は補欠の1番手。連盟幹部には「もう少し早く仕上がっていたらね」と説明されたという。シーズン序盤のGPシリーズでの不調が響いたもようだ。代わって代表入りした高橋には「頑張ってくれ」と声をかけた。「『頑張ってくるから』と力強い言葉で言っていたので、全力で応援します」

 今後、現役を続行するか否かは未定。「(競馬の有馬記念を制して引退した)オルフェーヴルじゃないけど、いい形での引き際は大事なので…」。代表に選考された来年1月の四大陸選手権の出場も、未定だという。

白鵬、満場一致で「報知年間最優秀力士賞」土俵外も評価



 報知新聞社制定「平成25年(2013年)第56回報知年間最優秀力士賞」が23日、横綱・白鵬(28)=宮城野=に決定した。東京・丸の内のクラブ関東で開かれた選考委員会で、7年連続年間最多勝、年6場所中4場所を制覇するなどの抜群の安定感が評価され、満場一致での選出となった。大鵬、千代の富士に並ぶ最多7度目の受賞を7年連続で飾った。表彰式は来年1月12日、大相撲初場所(両国国技館)初日の土俵で行われ、賞金50万円が贈呈される。

 選考会では年82勝と9割を超える勝率を残し、年4回の優勝を果たした白鵬を評価する声が相次いだ。有馬委員は「白鵬で決まり」と第一声。奥島委員は「圧倒的で品格もある」と土俵外での態度も評価した。早川委員は春から名古屋場所13日目まで記録した43連勝を例に挙げ「心技体がそろっている。並ぶ人はいない」とし、満場一致で白鵬の7年連続7度目の受賞が決まった。

 他の力士に関して年2回の優勝を果たした横綱・日馬富士だが、春から秋場所まで9勝、11勝、10勝、10勝と横綱として安定感のなさがマイナスとなった。また、大関・稀勢の里は、丸山委員から「2横綱を破るなど思っている以上の力を出すときがある」と評価する声が出たが「優勝の一線を越えられない勝負弱さがある」と受賞には至らなかった。稀勢の里は優勝が1度もなく、各委員は来年の初優勝と横綱昇進を期待していた。

 ◆選考委員 有馬朗人・学校法人根津育英会武蔵学園長、奥島孝康・日本高等学校野球連盟会長、早川正・報知新聞社代表取締役社長、丸山伸一・報知新聞社取締役編集局長

【フィギュア】美姫、引退!最高難度ジャンプ挑み7位に散った



【フィギュア】美姫、引退!最高難度ジャンプ挑み7位に散った
柔らかな表情でフリーの演技をする安藤
 ◆フィギュアスケート 全日本選手権最終日(23日・さいたまスーパーアリーナ) 元世界女王で、06年トリノ、10年バンクーバー五輪代表の安藤美姫(26)=新横浜プリンスク=が、現役最後の全日本選手権で、有終の美を飾った。ソチ五輪代表選考を兼ね、女子のフリーを行い、ショートプログラム(SP)5位の安藤は171・12点で7位に終わった。五輪出場はかなわなかったが、まな娘がいる会場で演技し「きょうのこの日が一番幸せ」と涙をぬぐった。

 鳴りやまない拍手に涙が止まらない。1万7000人超の観客に安藤は笑顔で手を振った。「きょうのこの日が一番幸せ。最高ではないけどこれで気持ちよく終われた。きょうが最後だと思う」。演技後の会見で、涙ながらに引退を宣言した。

 競技者人生に幕を下ろす演技は、ジュニア時代から愛した「火の鳥」。4分10秒の演技に魂を込めた。漆黒の新しい衣装に身を包み、荘厳な曲調に合わせて舞った。冒頭には、07年世界選手権で初めて金メダルを獲得した大技で女子では最高難度の3回転ルッツ―3回転ループの2連続ジャンプを組み込んだ。五輪はほぼ届かない位置。「自分らしく。安藤美姫がどうありたいかを大切にした。今できる最高難度を選んだ」。他に用意したジャンプもほとんどが失敗した。しかし、安藤らしく最後まで挑戦をする姿勢を貫いた。

 滑走前、自身のツイッターに「今日がきっとラスト」と予告を入れて滑走。全盛期にはほど遠い内容だったが、穏やかな表情しかなかった。

 競技者として有終の美を飾った日は、ママとして記念すべき日にもなった。会場入りする前のホテルで、帯同させている8か月のまな娘「ひまわり」ちゃんが、初めて「つかまり立ち」をした。トレーナーにマッサージを受けているママの横で、長いマツゲにぱちりとした黒い瞳を輝かせながら立っていた。会場にも来たまな娘を前に、励まされるようにリンクに出ると、代名詞のジャンプで攻めた。

 第一線を退き「今後はコーチとして、後進を指導したい。スケーターとしての夢でもあるので」と安藤。一時代を築いた世界女王が静かにリンクを去った。

 安藤美姫「きょうのこの日が一番幸せ。自分らしく。今できる最高難度を選んだ。五輪よりも自分らしく。安藤美姫がどうありたいかを大切にした」